砕いて尚。 ≫2007.04.22 [Sun]

砕ききれない欠片がちくちくと私を刺しています。

楽しかったんです。凄く凄く久しぶりで、とてもとても楽しかったです。
あの子は昔と同じように笑って、昔と同じようなことで悩んで。
私が捨てていった欠片を持ったままでとても幸せそうに笑います。
それが酷く眩しいのです。
羨ましいのかどうかは解りません。
が、もしあの時。
欠片を捨てなければ昨日のあの子のような、幸せな笑顔を浮かべられたのでしょうか。
また欠片を拾うに、私はあまりに様々な「モノ」を傷つけすぎました。
私にそれを拾う力は、あるのでしょうか。
私にそれを拾う事は、赦されるのでしょうか。

もしかしたら、少しすれば答えが出るのかもしれない。
死ぬまで答えが出ないかもしれない。
けれど、確実に砕いたはずだった欠片があの子の光を受けてまたきらきらと。