暗い話。様々な意味で注意。 ≫2011.07.11 [Mon]

 普通の日がよかった。

 家族でも嫌いなのは解る。母と祖母を見ていれば家族が互いに嫌うような可能性のほうが高いのかも知れない。
私の家の仲のよさがおかしいのも理解してる。
それは、母が家族の不和を望まず努力をし。父が家族の不和を望まず、努力し。私たち姉弟もまた家族の不和を望まず努力する、という奇跡のような意思の下で、この生活が成り立っているのだと、私は知っている。

それでも。それでもなぜ、簡単に口に出来るのだろう。その言葉が本当になってしまったら良いことなのだろうか。
なんでそんな冷めた目で見れるのだろう。私は見れない。
私には解らない。
またか、なんて言える人の気持ちが解らない。
痛い痛い、って泣くくらいならなんで。そして別の家族が帰ってきたら呻くのをやめる理由は。

言葉は人を殺す。
一度助かると人は打算的になる。
慣れると境目が薄くなる。
失わないと人は理解しない。

野次馬は嫌いだ。




（落ちた人を見て笑う気持ちも、落ちた親を冷めた目で見る気持ちも、簡単に口にしてしまう理由も解らない）